荒川智美(あらかわともみ)
横浜市出身。東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学器楽科を経て、同大学院修士課程フォルテピアノ専攻を修了。修了時に大学院アカンサス音楽賞受賞。2019年に同大学院博士課程を修了し、モーツァルトのピアノ協奏曲における研究論文と演奏で博士号を取得。大学院在籍中より文化庁新進芸術家海外研修派遣員としてミュンヘン音楽演劇大学で研鑽を積み、チェンバロの学士号とフォルテピアノの国家演奏家資格を取得。ミュンヘンではチェリストのカタリーナ・シュミットとデュオを組み、ドイツラジオ文化放送による生放送コンサートやポツダム音楽祭など、国内のコンサートに多数出演する。ミュンヘン・ガスタイク音楽コンクールで第1位を受賞。日本では2011年よりフォルテピアノを用いたコンサート「Mozart's Dialogue」を主催している。これまでにピアノを平尾典子、日比谷友妃子、大西慶子、東誠三、松本和将の各氏に師事。フォルテピアノを小倉貴久子氏、チェンバロを大塚直哉氏、チェンバロとフォルテピアノをクリスティーネ・ショルンスハイム氏に師事。また、室内楽をクリスティン・フォン・デア・ゴルツ氏に師事。
2020年から2022年まで東京藝術大学古楽科教育研究助手を務め、現在専門研究員。アイゼナハ音楽院、西方音楽院講師。